R&D 瀬川 縁

2013年入社 東京工業大学大学院 有機・高分子物質専攻 修了

 

現在の仕事内容を教えてください。

シンガポールのR&Dで化粧品の処方開発をしています。310年後の製品化を目指すアップストリームのグループに所属し、今までにない次世代のファンデーションを作るためのテクノロジーを作り出すことが私の仕事です。スコットランド人のボスを中心に中国人、インド人、スリランカ人、日本人から構成されたチームで、商品コンセプト実現のための様々な仮説を立て、それを実証するための実験を行っています。また、P&Gは世界各地の研究所で様々なテクノロジーを持っているので、世界中の化粧品開発を行っている研究員はもちろんのこと、ヘアケア製品やホームケア製品、紙製品などの化粧品以外の研究を行っている研究員と一緒に働くことも多いです。

就職先としてP&G、職種を選んだ理由を教えてください。

まず、自分が作った商品が市場に出るのを見てみたいと思ったことです。そして、博士課程での1年間の米国留学経験を通して色々な国の人と一緒に働くことの面白さを知り、P&Gのようなダイバーシティにあふれるグローバルな会社で働きたいと思うようになりました。さらに、シンガポールという国にも興味を持ちました。シンガポールは世界で最も競争力のある国第一位に選ばれたことがあり、これからもどんどん成長していくことが期待されています。このような国で働く事で自分も大きく成長できるのではないかと思いました。P&Gで働き始めるまでシンガポールどころか東南アジアの国にさえ行ったことがありませんでしたが、シンガポールには多くの日本人が住んでおり、英語が公用語の一つでもあることから、そこまで大きな不安は感じませんでした。 職種に関しては、自分の手を動かしてものづくりをすることが好きなので、会社でも実験室で自分の手で商品をつくりだす仕事がしたいと思い処方開発を選びました。

今現在感じる、P&Gに入社して良かったこと、誇りに思うことを教えてください。

シンガポールという一つの小さな島国にいながら、世界中の人と仕事ができることです。同じオフィスで働く30カ国以上の国から集まった社員とはもちろんのこと、電話やビデオ会議を通して海外にいる研究者ともネットワークを築いています。研究を進めながら色々な人と繋がり、時には思いもよらない人とコラボレーションが始まることもあります。このような多様性あふれる環境で働くことで世界に通用する考え方やコミュニケーションスキルが培われていると感じています。

仕事の難しさ、つらさはどのような時に感じますか? また、どのようにしてそれを乗り越えていますか?

まずは新しいテクノロジーを作り出すという、今までに誰もやったことがないことを実現しなければならないことです。近道や道しるべなどなく、仮説と検証を繰り返しながら、自分で道を切り開いていかなければなりません。どのような仮説を立てるか、それをどう検証するか、得られた結果が正しいかを吟味しながら少しずつ前進しなければなりません。時には振り出しに戻らなくてはならないときもあります。自分が抱えている疑問や問題を様々な人に相談し、社内・社外を問わず、経験豊富な研究者たちにアドバイスをもらうことで解決しています。

どのように仕事とプライベートのバランスを取っていますか?

仕事が終わった後はジムに行ったり、同僚とバドミントンをしたりして、定期的に体を動かしています。シンガポールにはプールやジムがついているアパートが多いので運動するのにとても便利です。また、休みの日は仕事のことを忘れて友達と様々なアクティビティーに参加したり、近隣諸国に旅行に行ったりしてリフレッシュしています。

今後の目標とそれを達成するためにこれからどのように自分を成長させていきたいと思いますか?

まずは現在行っているプロジェクトを成功させ、担当したファンデーションを発売することです。自分が作ったファンデーションがお店の棚に並ぶ日がとても楽しみです。現在は入社したばかりで人から学ぶことが圧倒的に多いのですが、将来は自分の知識と技術を磨いて人に教えられるようになりたいです。さらに、磨いた知識と技術を使って消費者をアッと驚かせるようなイノベーティブな商品を作り出すことが目標です。