F&A 大澤 慧

2012年入社 東京大学 工学部 卒業

 

入社時から現在までのキャリアステップと、現在の仕事内容を具体的に教えてください。

現在、アジア太平洋地域ヘアケアファイナンスとしてシンガポール地域本社に勤務しています。主な仕事内容は、日本と韓国のヘアケア事業部の経営戦略策定、利益管理、および新製品開発プロジェクトファイナンスを担当しています。
〈今までのP&Gでのキャリアステップ〉
2012年 入社。明石工場にておむつと生理用品の原価管理、中長期戦略の策定、競合分析、内部統制および組織理念作成などを担当。
2013年 明石工場での業務に加え、ジャカルタ新工場でのスタートアップサポートおよび新入社員教育のプロジェクトを追加。月に1回のペースで出張。
2014年 日本神戸本社にてSK-IIを中心とする高級化粧品部門の短期販売戦略および予算管理を担当。
2015年 上記に加え、採用も担当。セミナーの企画、運営や国内および海外インターンシップを実施。
2016年 シンガポールに異動し現職。新製品プロジェクトファイナンスの担当領域を拡大。

就職先としてP&G、職種を選んだ理由を教えてください。

就職活動時に3つの軸を設定していて、そのいずれにおいてもP&G F&Aが最適だと考えました。1つ目はグローバルです。P&Gでは誰が世界中どこにいても通用する人材を育てるシステムが確立されているので、国内か海外赴任かという二者択一の考え方ではなく、世界のどこにいてもグローバルな環境で働くことが求められています。2つ目は専門性です。分析能力や会計知識などのハードスキルに加えて、リーダーシップやコミュニケーションなどのソフトスキルを併せ持つ、F&Aのスペシャリストを目指すことがしっかりとキャリアプログラムの中でシステム化されています。会社として個々人の専門性を磨くことへの意識が高いので、トレーニングやジョブローテーションを通じて様々な経験を積むことができます。3つ目は若手の裁量権・成長余地の大きさです。担当するビジネスの大きさ・仕事量に対して少数精鋭なので一人あたりの裁量権が非常に大きく、入社一年目から即戦力で働くことが求められます。早い人で5年目には部下を持ち、一定の組織でマネジメントに携わることになります。

仕事の難しさ、つらさはどのような時に感じますか? また、どのようにしてそれを乗り越えていますか?

ビジネスの本質を理解し、正しい意思決定をしていくことに難しさを感じます。特に「今」の決定が数年後の結果につながるように、非常に長いスパンでの俯瞰的な視点が要求されます。そして、正しい戦略を実行に移すためにはプランを現場レベルまで落とし込むことが必要です。例えば、価格戦略ひとつをとっても、競合、プロモーション、チャネル差異、売り上げ利益率、小売りマージンなど戦略決定には様々な側面からの分析が必要です。また、営業がそれを現場で円滑に実行するためには、1円単位での提案価格設定、年間プロモーションの回数などを一商品ごとに決定する必要があります。こういった幅広い視野を必要とする課題に取り組むときには、多くのステークホルダーと議論を重ねることが重要です。私はシンガポールにいますが、現場をより知っている日本の営業担当者などと密に連絡を取り、一つ一つ疑問を解消しながら取り組んでいきます。コミュニケーションは全ての仕事における基本なので、この姿勢はいつまでも貫いていきたいと考えています。

様々なキャリアを経験した今感じる、現在の仕事の魅力は何ですか?

現在の仕事の魅力は、アジア太平洋地域の中枢として全ての意思決定に影響を与えられることです。現在のポジションでは、主にアジア太平洋地域ヘアケアの最高責任者や、営業、財務部長、また各ブランドのマーケティングディレクターといった人達と仕事をするので、自分の意見や提案がそのまま意思決定に繋がる環境にいます。この若いうちから組織の中枢で仕事をする機会があるというのは特にF&Aならではの魅力だと思います。過去のキャリアでも、工場ファイナンスでは工場長と、SK-IIではブランドマネージャーや営業と密に働いてきましたので、キャリアを積むごとに影響できる範囲がどんどん広がっていくように感じています。

どのように仕事とプライベートのバランスを取っていますか?

私は「バランス」というより「両取り」だと思っています。具体的には、仕事がしっかりできれば出来るほど、プライベートの時間を有意義に使えます。そのために重要なのは、仕事の質を高め、約束したことを遂行することを重ねて周囲の「信用」を得ることです。もちろん、遅くまで働くことも時期によってはありますが、基本的に平日は毎日家で夕食をとり、2~3回はジムに通っています。さらに、現在は、大小含め7つのプロジェクトファイナンシャルを担当しており重要なミーティングも控えていますが、今後結婚式とハネムーンのために数週間の休暇を取ります。それに向けて事前に上司や各部署と連携を取りながら調整を重ねることで、仕事もプライベートも「両取り」することが出来ます。