CMK 植田 盛夫

2009年入社 京都大学大学院  工学研究科 修了

 

現在の仕事内容を具体的に教えてください。

入社3年目より、シンガポールオフィスに異動し、日本と韓国のフェミニンケアを担当しています。私の役割は主に以下の3つです。
1)現行商品の短期成長戦略策定:会計年度ごとの事業目標を達成するために、すでに投入済みの商品、および、年度内に投入予定の商品をどのようなマーケティングプラン、および、店頭展開をすれば最も効果的かつ効率的かを提言します。
2)中長期戦略策定:中長期的に事業部のビジネスを継続的に伸ばすために、新商品・企画投入のペース、マーケティング資源の配分、または、新規市場への参入なども視野に入れつつ戦略と具体的なプランを各職種担当者とともに策定します。
3)新商品・企画の最適化および最大化:ターゲット消費者の理解をもとに、魅力的な商品コンセプトやパッケージの方向性、効果的なコミュニケーションの方法と媒体、および、効率的な投資方法などの提言をもとに、売上、利益を最大化します。

あなたの職種の雰囲気・特徴を教えてください。

CMKの特徴としては、職種名(コンシューマー・アンド・マーケットナレッジ)が代弁している通り、消費者や市場を最も深く理解し、それを基に戦略立案、プランの方向性などを提言することが挙げられます。そういった点で、他社にはない、ユニークな職種だといえると思います。

P&Gで鍛えられていると感じるスキルは何ですか?

たくさんありますが、主に下記の3点を挙げたいと思います。
1)ものごとの原因と結果の関係性を明確化する:現象を捉えることは簡単ですが、それがなぜ起こっているかをシンプルに構造化することは容易ではありません。消費者の言動や、市場の動向などの因果関係を明確にできるかどうかで、戦略やプランの方向性は大きく変わります。
2)課題を発見し、解決方法を見つける:まず簡単そうで難しいのが、いかに課題を定義するかです。特にCMKでは解決された場合に最もビジネスインパクトが大きそうな課題を自ら定義することを求められます。さらに、それに対して、効果的な解決方法を必要な情報を取捨選択して効率的に導き出すことも同時に求められます。
3)提言を必要な人へ伝え、実行へと導く:上記2点がいかにできようとも、実行され消費者に届かなければ意味がありません。なので、提案を正しいタイミングで、必要な人に伝え、必要であれば自ら実行するリーダーシップを期待されています。

仕事の「やりがい」を最も感じるのはどのような時ですか?

ビジネスにおける目標を達成した瞬間、やはり結果が出ることに一番のやりがいを感じます。商品やプランを市場に導入するまで多くの困難がありますが、結果を出すことができれば、その分やりがいも強く感じます。商品企画段階においては、自らの消費者・市場分析による提案を基に戦略の方向性が決定される瞬間が何度かありますが、こういった場面でもやりがいを感じることが多いです。

ダイバーシティー(多様性)の尊重を実感するのはどのような時ですか?

シンガポールに来てから、P&Gのダイバーシティの尊重をより実感するようになりました。
日本にいたときは想像もしていませんでしたが、働く場所の柔軟性(家から働くことが可能など)、信仰の尊重(菜食主義や断食など)、国民性の理解、そしてなにより、国籍の違いによる偏見がありません。むしろ、他の文化をお互いに知り合うことを楽しんでますし、それをその人の個性の一つ、ビジネス上の利点として捉えています。おそらく、この社内文化がなければ、私が韓国のビジネスを担当することは相当困難なことだったと思いますし、今後のキャリアも限られたものになると思います。
異なる国から来ている人たちがともに協業し、母国以外のビジネスを担当できているという状況の中で当たり前のように過ごしていますが、これこそが、P&Gがダイバーシティーを尊重し、実行できていることの象徴のように思います。

今後の目標とそれを達成するためにこれからどのように自分を成長させていきたいと思いますか?

入社2年目までは神戸オフィスで、日本のベビーケアビジネスのみを担当し、3年目からシンガポールに場所を変え、日本と韓国のフェミニンケアビジネスを担当しています。このように振り返ると、狭いながらも深く掘り下げることを学んだ2年目までの経験を活かしつつ、よりスケールのある職責を担当するようになっているように感じます。短期的には、担当している各国々の共通点、相違点などを把握したうえで、スケールを生める提案をできるような、課題定義・解決能力を付けること、そして、その能力を発展途上国など、まだ担当したことのないタイプの国々を含めた上で発揮できるようなりたいと思います。