CMK 岩間 南美

2007年入社 早稲田大学 教育学部教育心理学専修 卒業

 

入社時から現在までのキャリアステップと現在の仕事内容を具体的に教えてください。

日本の消費者や社会のトレンドを深く理解した上で、より多くの消費者にP&Gのブランドを使ってもらうにはどうしたらいいのか、という戦略を立案し、ブランドのマーケティングプランに反映していくというのが主な仕事です。ブランドを担当するチームが日本以外にもいるので、日本の消費者の声を深く理解し、今後出る商品などに反映させていく役割も担っています。
〈今までのP&Gでのキャリアステップ〉
2007年 日本のP&Gにて、ファブリックアンドホームケアに所属。1~2年目は当時新製品だった洗剤「さらさ」や、柔軟剤の「レノア」などブランドを担当し、3~4年目は主に中長期の戦略策定を担当。
2011年 ジュネーブに異動。ヨーロッパのP&Gにて、ファブリックケアに所属し、ヨーロッパ諸国で発売する新製品のマーケティングプランや店頭展開などの戦略策定を担当。
2013年 シンガポールに異動。シンガポールのP&Gにて、フェミニンケアに所属。シニアマネージャーに昇進し、日本や中国での生理用品「ウィスパー」のブランド建て直しを担当。
2015年 妊娠出産とともに日本に帰国。産休・育休を経て、現職。

就職先としてP&G、職種を選んだ理由を教えてください。

P&G、そして中でもCMKという職種を選んだ理由は主に2つです。
1つ目は、自分にしかできないやり方で仕事をすることができ、それが評価される環境だということです。就職活動をする際に、仕事をしていく中で会社の中に自分の居場所をつくることができるか、というのが、私にとってはとても重要な軸でした。ただ決められたことや決められたやり方で仕事をするのではなく、目の前の課題に対して、自分で考えてチャレンジでき、それが評価されることで組織の中で自分の価値を高めることができるP&Gはその軸にぴったりでした。会社に入ってからも、そこはやっぱりいいところだな、と思っています。
2つ目は、やはり人です。選考を通して様々な社員に会う中で、仕事に対する姿勢はもちろんですが、その柔軟な考え方や個性を尊重し、学びあおうとする文化は新鮮でしたし、実際入社した後も、先輩後輩関係なく一緒に学び、課題を解決していこうというスタンスはずっと変わらないCMKの魅力だと思っています。

これまでで最も印象に残っている仕事とそれによって得られたことについて教えてください。

Western Europeのファブリックケアに所属していた際に担当した洗剤の新商品 の発売が一番印象に残っています。
日本でも現在発売されているジェルボールのヨーロッパ版をヨーロッパ14カ国で一斉に発売するというプロジェクトだったのですが、新たな形状の洗剤を消費者の方々に受け入れてもらえるようなコミュニケーションプランやマーケティングプランがなかなか定まらず、何年も発売を見送っている困難なプロジェクトでした。新たにチームに参加したブランドマネージャー、アシスタントブランドマネージャーと、パッケージやCMなど、すべてのプランを白紙に戻し、もう一度消費者調査でインサイトを理解し、本当に消費者の方が求めているものは何かを洗い出すところからやり直しました。私個人としても、なじみのなかったヨーロッパに異動した直後で、消費者のお洗濯の習慣なども全くわからず、チームメンバーも当然ヨーロッパ出身のメンバーばかりで、CMKとして消費者のインサイトに基づいた戦略を提言するまでにはたくさんの苦労がありました。その分、再度、一から練り直したプランでの発売が決まり、商品が実際に店頭に並んで、その商品を手に取る消費者の姿を見たときには本当にうれしかったですし、プロジェクトが困難だったからこそ、チームとしての喜びも大きかったです。ジュネーブから異動した後も、その後の売れ行きなどを残ったチームメンバーが知らせてくれるのもうれしいことの一つですね。

ダイバーシティ(多様性)の尊重を実感するのはどのような時ですか?

私自身、このダイバーシティを尊重するカルチャーの恩恵を存分に受けてきた人間だと思っています。特に、会社にとって必要な人材であれば、ロケーション、仕事内容、働き方にいたるまで、できる限りのフレキシビリティをもって、キャリアをサポートしてくれる所が、その文化を一番実感できる点ですね。
私が4年目の時に、夫がスイスのジュネーブに異動する事になった時、P&Gはジュネーブで私のアサインメントを探してくれました。通常であれば、私が会社をやめるか休職するかして夫についていくか、夫が単身赴任するというのが一般的だと思います。社外の友人たちにも、このP&Gのサポートには本当に驚いていましたが、P&Gはその後も夫の転勤があるたびに、シンガポール、日本と行く先々でアサインメントを見つけて、家族とキャリア、どちらもあきらないで済むよう、後押ししてくれました。出産に関しても約10ヶ月の産休育休をとって復職し、今はフレキシブルに時間を調整したり、在宅勤務の日を設けたりすることで、仕事と育児の両立をサポートしてもらっています。

あなたの職種で活躍できそうな人はどのような人ですか?

P&Gで活躍するために必要な、「リーダーシップ」や「フィードバックを糧にできる力」に加えて、以下の2点をあげたいと思います。
1. 何事にも「なんでなんだろう」と興味を持ち、かつその物事の裏にある理由を知りたいという好奇心を持っていること
2. 消費者の気持ちを自分のものにできる主観的な見方と、自分のアイディア、ビジネス、自分自身に対する客観的な見方ををどちらも持ち合わせている人