高専生採用について
やるべきことは常に明確。
自然と成長でき、世界が広がります。
P&Gは、よい製品を届けることで人の生活を幸せにすることを目指しています。日用品メーカーとしては世界最大の企業ですが、それも拡大主義によるものではなく、よいものを多くの人に届けたいという思いで活動してきた結果。その活動の原動力は「人」だと考えています。「お金とビル、ブランドを取り上げられても、社員さえいれば、10年ですべてを元通りに再建できる」1948年当時、P&G米国本社の会長であったリチャード・R・デュプリーの言葉にあるように、人こそがP&Gにとって最大の財産なのです。

こうした考え方のもと、社員が成長できる環境づくりにも力を入れています。大切にしているのは、一人ひとりの社員が「何を」「なぜ」やるのかを明確にし、身につけていくべきスキルを明確にすること。すべての社員が年に一度、5つの大きな目標を宣言し、月に1回、上司と面談することでこれを実現しています。必要な知識は、日々の生産現場や上司のコーチングで学ぶほか、研修に参加する機会も設けています。本人の意欲さえあればいくらでも学ぶことができますし、さらにそこにスキルがついてくれば、どんな新たなチャレンジでも認める文化があります。
洗剤や柔軟剤などの生産で、P&G内でもアジア最大の規模を誇る高崎工場。アジア各国における「メイド・イン・ジャパン」への絶大な信頼を支える明石工場。世界で流通する「SK-Ⅱ」のすべてを手掛ける滋賀工場。いずれも、生産量を伸ばし、世界をリードし続ける重要な拠点です。それぞれの工場が継続性をもって生産活動していくためにも、現場から多くのリーダーを育てたい。専門的な知識を持ち、さらに成長したいという意欲に満ちたみなさんの入社をお待ちしています。
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ピー・アンド・ジー株式会社
高崎工場長
古澤 朗
未来のP&G工場を担っていく人材として、
常に向上心を持ち・成長をし続け、
工場に新たな価値を創り出すことを
期待しています。


ピー・アンド・ジー株式会社
滋賀工場長
山口哲也
働き始めてみて知った、
「勉強」「改善」が大好きな自分
櫻庭 陽子

高崎工場 製造部 製造ライン オペレーター

函館高等専門学校 物質工学科卒
2012年入社


「ボールド? アリエール? 知ってる!」と興味を持ったP&G。もともとは地元、北海道の企業を希望していたのですが、P&Gの高崎工場を見学し、建物の整然とした感じや、社員さん同士の上下関係を感じさせない雰囲気に惹かれてここで働くことを決めました。地元を離れて働くからには、福利厚生や女性が活躍しやすい環境かどうかも気になりましたが、そこをはっきり制度として打ち出していることにも安心できました。

現在は、オペレーターとして、製造現場で機械を操作し、実際に物を作る仕事をしています。1つのラインで製造する製品も多いので、「私が作った」と言えるものも想像以上に多いんですよ。帰省したとき、実家にあるジョイを見て、「このロット番号は、私が担当していたときに作ったものだよ!」なんて自慢をしています。


頑張りがきちんと評価されるから勉強したくなる

日々の仕事は決して単純作業ではありません。担当機械のメンテナンスをしたり、パーツの分析をしたり、生産工程で発生する時間やお金の無駄をなくす方法を考えたりして自分の仕事を改善。さらに分かったことは書類にまとめてチームメンバーにも共有。思っていたより頭を使うし、事務作業も多いですが、自分の工夫でトラブルが解決したり、全員で品質の向上や効率化をやり遂げたときの達成感はひとしおです。最近は、新商品のライン立ち上げにあたり、機械の初期セッティングにも挑戦。先輩と一緒にゼロから勉強し、考え、工夫をしていくプロセスにはとても好奇心を刺激されました。

でも、実は学生時代はそんなに勉強してなかったんですよ!(笑)こんなに勉強するようになったのは、ほめてくれることの多い会社だからだと思います。私も何度か小さな賞をもらったことがありますが、頑張ればちゃんと評価してもらえて、チャレンジもさせてもらえることは大きなやる気の源。先輩が進むべき方向にうまく誘導してくれたり、みんなで学ぶ雰囲気があることも、勉強が苦にならない理由かもしれません。


目標は、製造工程全体を考えるプロセスエンジニア

今挑戦してみたいのは、ジェルボールを作っている藤岡工場の製造現場です。フィルムに液を詰めるという全く新しい技術をぜひ自分の目で見てみたいのと、現状ではちょっと割高なジェルボールを、自分が工夫することで低コスト化できたら素晴らしいなと思うんです。

もう一つ目指してみたいのはプロセスエンジニアという仕事です。液体洗剤のように生産量の多い製品は、いつ、何を、どう作るかというプランがとても重要ですが、そういう工程を少しでも円滑にするよう考え、品質の向上、安全などさまざまなことに責任を持つのがプロセスエンジニア。30歳までになれるよう、できるだけ多くの現場を経験して、さまざまな知識を身につけていきたいと思っています。
電気工学の専門を存分に活かしつつ、
活躍の場は世界へ
別宮 一弥

明石工場 Power Control & Information  (電気・制御・情報システム管理部門)
神戸市立工業高等専門学校 電気科卒
2012年入社


高専では電気工学、とくに弱電系を専門に学び、その知識を活かせる仕事をしたいと考えていました。学科の中では電気メーカーやインフラ系への就職が人気で、自分ももともとは電気メーカー志望。でも、実際にP&Gに入社してみると、そういった業界に就職した友人より自分のほうが、より学んだことを活かした仕事ができていると感じます。オートメーションで製造を行う現場には、センサーやプログラムなど弱電系の技術が不可欠ですからね。

また、工場の設備が新しく、最新のテクノロジーに触れながら仕事ができるのもここの特徴。とくに製造ラインの開発の仕事では、AIを使った画像解析などの新技術に、まだテスト中の段階から触れられるのが純粋に楽しいです。

英語は苦手だったけれど、今では週イチで海外の電話会議に参加

現在は、電気系の部門に所属して、基本の設備の効率改善などに取り組みながら、製造ラインの開発プロジェクトにも関わっています。明石工場で生産している紙おむつにはパンツ型とテープ型があるのですが、私は昨年、パンツタイプ の新しいパンパースの製造ラインの開発に携わりました。何もない状態から自分たちで考えて決めていき、今後そのシステムが世界の数十カ所の工場に導入されることに、大きなやりがいを感じています。

世界の工場との情報共有のため海外出張も多く、週に一度は全世界の電気系エンジニア同士の電話会議もあります。でも、学生時代は英語が苦手で、入社したときは世界で働くイメージなんて全くなかったんですよ!それが、入社してすぐインドネシアから研修に来た同世代の人たちと交流して海外に興味がわき、一方でアメリカ出張のときには自分の英語が全然通じずショックを受けるという経験もして、本格的に英語の勉強を始めたのが1年ほど前。会社のサポートによるオンラインレッスンも受けることができ、今では英文メールのやりとりや英語での電話会議も抵抗なくできるようになりました。

P&Gのカルチャーが、仕事を楽しむ気持ちを育ててくれた

今後は、もっと活躍の幅を広げるためにも、世界で開発を進める部署に異動を志願。製造ラインの開発が行われる世界の工場へ出向くことになりそうで、とても楽しみにしています。

そういう気持ちが芽生えたのは、実はP&Gで働き始めてからのこと。入社直後、製造ラインにオペレーターとして入ったときから、自分の担当する機械に精通し、何か問題が起これば原因や解決方法をものすごく深く考える、ということを当たり前に繰り返してきましたが、会社としてのそういう文化と意識の高い仲間に囲まれて、楽しみながら仕事への情熱が生まれてきたように思います。

将来は、構築した新システムをどう世界に展開していくかを考える、システムマネジメントの仕事もしてみたいです。実現すれば、明石、そして日本を超えて、関われる範囲がぐっと大きくなる仕事。そのために、もっとスキルと知識を身につけていきたいと思います。