INTRODUCTION KEY WORD CAREER PATH TRAINING FAQ
Product Supply
INTRODUCTION
P&G プロダクトサプライは、 原材料の調達から製品をお客様へお届けするまでのトータルサプライチェーンを戦略的に構築・運営・ 最適化することにより、会社の利益成長・売上伸張を最大化することを使命とするサプライチェーン・マネジメント のプロフェッショナルです。我々は300に及ぶブランド製品群を180の国々で展開しており、それぞれの消費者がほしいと思う商品を具現化し、適切な価格、品質にて常に安定して供給し続けています。また、グローバルスケールでのノウハウを活かし、常に変化し続ける市場のニーズに俊敏に応えることが可能です。 これら我々のサプライチェーン・マネジメントは、業界をリードするコンサルティング会社であるガートナー社からも高く評価されており、 P&Gは”サプライチェーン・マスター”として認定されています。
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サプライチェーンを高いレベルで維持管理するために我々プロダクトサプライの業務は非常に多岐に渡ります。 そのため、 Product Supplyは6つのDisciplineと呼ばれる専門集団から構成されます。ここでは新卒社員の配属先となることが多い4つの集団について簡単に紹介します。
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Manufacturing/Engineeringはメーカーにおける中心的な役割を果たします。お客様が求める革新的な新製品およびそれを支える新たな技術を作り出し、費用対効果の高いソリューションを提供します。数百万ドル以上の生産工場・設備、生産における作業プロセスを緻密に設計し、これらの安全性、機能性、生産性を日々改善すると同時にビジネスコストを劇的に削減します。最近では、IoTを活用した最新のデジタルソリューションによる生産効率の抜本的改善、AIV等、最先端の自動化技術を用いた生産性の改善等も進めています。 Supply Network Operationは、原材料の調達から製品としてお客様に届くまでのすべての過程を最適化するためのインテグレーターとしての役割を担います。市場での需要と供給のプランニングから世界規模でのサプライネットワークの構築、最適化を行います。多種多様なブランドのサプライチェーンを構築、運用、最適化するのは非常に複雑な仕事ですが、最先端のテクノロジーを活用することで的確に運営、革新を続けることができます。 Purchases = 購買はP&Gでのビジネスニーズと外部でのソリューションを戦略的に結びつけることにより、イノベーション、コスト削減、原材料等の安定供給保証、サステナビリティー、スチュワードシップ、ガバナンスを推進することによりサプライチェーン全体で価値を生みだすビジネスリーダーです。サプライチェーン全体に渡り競争上での優位性を生み出し、会社の価値を最大化しています。
このようにP&Gプロダクトサプライは、モノづくりに関わる業務をサプライチェーンの上流から下流まで全て担っています。業務内容も非常に多岐にわたり、それぞれのエリアにおいてキャリアの機会があります。
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KEY WORD
Total Supply Chain / E2E Synchronizartion
そもそも、サプライチェーンマネジメントとは、何でしょう。なぜ重要で、近年コロナ禍の中でその強化の必要性が唱えられているのでしょう。 皆さんの身の回りの物を例にとってみましょう。その商品がどのような経路をたどって皆さんの手元にあるか想像してみてください。原料だったものが生産工程を経て、メーカーから卸売業者に売られ、お店に売られてたものを、皆さんが買いに行って、家に持ち帰ったものかもしれません。あるいは、ネットを通して購入し、生産者から直接配送されたものかもしれません。 このチャートは商品を生み出す過程を図示したものでトータルサプライチェーンと呼びます。原料・資材の調達、生産工場の立ち上げ、生産設備の導入、プロセス開発、在庫管理、出荷など“ものづくり”に関わる多岐にわたる仕事があり、その全体で情報を共有・連携し、最適化を図る経営手法をサプライチェーンマネジメントと呼んでいます。
では、どのようにしてP&G Product Supplyは上述のような広大なサプライチェーンを全体最適化させているのでしょうか。一例として、日々の業務の中で我々が持っている課題意識について以下で紹介しています。
● | 期待している製品スペックを実現するためには、どのような製造ラインが必要だろうか? |
● | どのようなテクノロジーを導入すれば、より高品質な製品が安価で作れるだろうか? |
● | 今よりも高効率な生産オペレーションを行うためには、どうすればよいだろうか? |
● | また、日本で成功した生産効率改善案は世界中の工場で再適用できないだろうか? |
● | 原材料はどこから仕入れれば、もっともリスクが少ないだろうか? |
● | どのような流通ネットワークを構築すれば、顧客と協業し、価値創造が実現できるだろうか? |
● | どのような在庫計画をもてば、キャッシュへのインパクトと機会損失リスクがバランスできるだろうか? |
● | 長期的視点に立った場合、どこに工場を建設すべきだろうか?アジア?ヨーロッパ? |
● | 新製品導入の際は、どのような導入計画が最適だろうか? |
● | 日常業務の中に無駄は潜んでないだろうか?改善のチャンスはないだろうか? |
Team management
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Hayashi, Yukari 2017年入社 Shiga plant; Manufacturing GSPL Operation Department Manager |
Product Supplyでは、モノづくりとヒトづくりを通して多様なリーダーシップを発揮することができます。 とくにManufacturingにおいて工場での業務に携わる中では、プロジェクトやモノづくりといった一人では達成できないことをチームで成し遂げる達成感が醍醐味です。 チームリーダーと言っても、直属の部下と一緒にチームとして一致団結して日々の製造や新製品の立ち上げに取り組むようなチームリーダーもあれば、そのような直属の部下を持つリーダーを部下として持つ大きな組織のチームリーダーもあります。さらには、部署を超えて集まったメンバーを取りまとめてプロジェクトを遂行するためのチームのリーダーもあります。これらのチームリーダーの役割としてとても重要とされるのが一人ひとりの強みを最大限に活かし、お互いに尊重し合い、あらゆるチャレンジに立ち向かっていけるチームを構築することです。P&Gには上司となるための様々なトレーニングやツールがあり、周りからの強力なサポートも十分にあるため、新しくチームリーダーを担当することになっても安心して取り組めると感じています。
現在私は、80名ほどの組織のリーダーを担当しており、製造ラインのリーダー(直属の部下を10名ほど持つリーダー)が部下となっています。すでに経験豊富かつ自分で学び成長することのできる部下ですので、何かを教えるための上司としての役割はそれほど大きくなく、チームメンバーの強みを最大限に活かし、ビジネスニーズに柔軟に対応できる強い組織を構築することが重要な役割となっています。
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私自身も、直属の部下を持つ製造ラインのリーダーからキャリアをスタートできたことで、機械に関する知識やスキルやCoaching Skill、Feedback Skillなどを事前に身に着けたうえで現在のアサインメントに着くことができ、自信につながりました。このような重要なアサインメントを若いうちから経験でき、かつ学びのチャンスとしても大変有意義であり、今後もTeam Managementを通してビジネスに貢献を続けていきたいと思います。
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CAREER PATH
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Yuichi, Onoki 2012年入社 Takasaki plant; Manufacturing Fabric care Making Operation Department Manager |
年次 | 役職名 | Discipline | 勤務地 | 簡単な業務紹介 |
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1年目 | Physical Distribution Process Engineer | SNO | Kobe JHQ | 日本のすべての最終製品の物流を預かるチームにて、コスト削減・プロセス改善を担当 1. 物流ネットワーク変更による物流コスト削減をリード 2. 物流費の請求から支払いまでのプロセス改善をリード 3. 数百名以上のユーザーが関わる物流の申請プロセスの新規Web Tool化立ち上げをリード |
3年目 | Japan T&W Focus Improvement Leader | SNO | Kobe JHQ | 日本の最終製品物流費削減リーダーとして、各工場やSGのビジネスチームと連携し、物流費削減を担当 1. 2期連続で10%のGross Savingを達成 2. 各カテゴリーとのLoss Analysisを通じて、3年で30%削減を達成するGame Planを作成 |
5年目 | Japan Customer Team Logistics Leader + Japan E2E Customer Synchronization Leader | SNO | Kobe JHQ | カスタマーチーム(営業)付きの物流担当として、得意先との協働にて、物流の全体最適化を担当 1. 物流メニューの最大化を通じて、物流費削減ならびに得意先への利益還元による売り上げの最大化をリード 2. 新製品の早期発注プロセスを構築し、物流ロスと欠品ロスの最小化をリード 3. 新規物流メニューの開発を、得意先を巻き込んで協働でリード |
8年目 | Fabric Care Making Operation Department Manager | Manufacturing | Takasaki plant | アジア最大の高崎工場にて、液体洗剤・柔軟剤の製品液製造チームのリーダーを担当 1. 新製品の変更管理を他部署と協働し、ビジネスチームから求められるタイミングまでに展開することをリード 2. 消費者・得意先の需要に、柔軟かつタイムリーに応えるための、安定かつ柔軟な生産態勢の構築をリード 3. 製造におけるロス削減を通じて、低コストなオペレーションをリード |
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TRAINING
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Kouchi, Nakayama 2020年入社 Japan Head Quater; Supply Network Operation Physical Distributor |
社員に対するチャレンジの機会を多く与え、 “若手から裁量権を” というのがP&Gの一つの大きな特徴です。またそれは、成長の70%が経験に由来するという考え方に由来します。しかしその一方で、成長を最大化させるためのトレーニングプログラムが豊富であることも、P&Gの魅力の一つです。人材が会社にとっての重要な資産であり、個人の成長が企業の成長に繋がるという理念に基づいて、社員のキャリア育成をサポートしています。
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P&Gでは、入社前の内定者期間からいかなるステージに至るまで、様々なトレーニングが存在します。その中でも、入社~若手時代にかけたトレーニングを少し紹介しようと思います。 新しい事を始めるとき、私たちは誰もが初心者です。私の場合、配属になった際に“Fast Start Program”というトレーニングプランを組織にて考えていただきました。100項目近くのプログラムを有するトレーニングを実践しながら、業務を学んでいきます。また、入社後数か月は上司との1対1のミーティングを毎日行い、その日の疑問点をクリアにした状態で、実務への応用を行っていました。 会社としても「コーポレートトレーニング」としてビジネススキルや語学スキル、コミュニケーションスキルなどの用意があります。私自身もそれらを通じ入社後常に“学んでいる”状態を保つことが出来ていると実感しています
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また、“メンターシップ制度”という制度もP&Gには存在します。メンターも同時にキャリア形成において効果的なアドバイザーです。ただ、上司部下の関係と違い、自らの評価システムに関わらないという点において、自分のありのままの思う姿を伝え、適切な助言を貰うことが出来ます。やはり、上司部下の関係であると「これを言ったらこう思われる」と考えてしまうこともありますが、中立的な立場で話のできるメンターとはより多角的なキャリア形成の見方ができるのも、非常に魅力的だと私も感じています。 最後にお伝えするのは、P&Gの大事にしている価値観の一つ、“Build-from-Within”という考え方です。文字通り、“内側から育てる” という意味ですが、全ての人材は未来のリーダーの素質を持つもの、として会社はとらえています。P&Gはそれらのリーダーシップを最大限発揮させることに責任を持ち、強みを伸ばす・新たな能力を見つけることを、会社としてのミッションと位置付けているのです。トレーニングメニュー、会社の持つ文化の両軸によって、短期間で多くの責任・権限を持ち成果を出すことを可能にする、非常に優れたシステムだなと、実感しています。
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FAQ
Q.1 | Product Supply=生産統括部門で求められている人材像 |
A.1 | P&G全体に言えることですが、Ownershipを持って様々な関係者を巻き込んで物事を達成する気概を持った人です。Product Supplyは上述のような広範囲に及ぶ業務領域を持っており、かつP&Gの中でも最大規模となる組織構成となっています。そのダイナミズムを活用しながら成果を出していくことに興味を持っている方々を求めています。 |
Q.2 | 文系出身・学部卒でも応募することは可能か? |
A.2 | 可能です。DisciplineにManufacturingやEngineeringが含まれていることから仕事の性質上、理系出身かつ大学院を修了した社員が多いことは事実ですが文系出身の方々、文理ともに学部卒の社員も数多く在籍しておりProduct Supplyで活躍しています。 |
Q.3 | 配属部署・勤務地はいつ頃、どのように決まりますか? |
A.3 | 部署・勤務地共に例年入社1~3ヶ月前に発表となります。ただし、勤務地に関しては就職後のみなさんの生活に関して大きな決定事項ですので3か月前には決定できるようにはしています。内定された方々の希望、専門性等も最大限考慮しますが優先事項は「Business Needs」となります。配属決定をするタイミングにて、各組織が担当している業務量、必要人員を考慮しP&G全体として成果を最大化させることが出来るオプションを検討します。 |
Q.4 | 勤務地はどういったところがありますか? |
A.4 | 日本国内に生産拠点が3か所(明石工場、滋賀工場、高崎工場)とオフィスが2拠点(神戸オフィス、東京オフィス)あります。将来的にキャリアを進めていく中で海外の生産拠点またはオフィスに赴任する可能性もあります。 |
Q.5 | 部署異動の機会はどれくらいの頻度で発生しますか? |
A.5 | 個人差はありますが、概ね2~3年周期です。上司との1on1ミーティングを通して、個人のCareer interest及びBusiness Needsとのすり合わせを行い決定していきます。これは部署異動をしなければならないということではありません。個人のCareerの希望に従い、ある特定の部署にて専門性を磨くというのもCareerのオプションとなります。 |
Q.6 | 専門知識(例:機械設計、物流等)が無くても活躍出来ますか? |
A.6 | 活躍できです。Product Supplyは他部署と比較しても業務範囲が広いため大学・大学院で学んだ知識だけで活躍することは難しいです。そのため、入社後には各部署・チームでのOn-boarding program、Training、OJTが準備されています。これらのトレーニングや入社後担当するプロジェクトを通して専門性を身に着けながら、より大きなプロジェクトを成功に導くことが期待されます。 |
Q.7 | 採用活動時に英語の能力は必要ですか? |
A.7 | 特別必要ということはありません。ただし、日々の業務の中で海外拠点チームとのコミュニケーションが頻繁に発生する可能性はありますので英語能力の向上は必要不可欠となります。P&Gからは十分なトレーニングを提供されるので、英語に対してアレルギー無く向き合えることが好ましいと考えています。 |
Q.1 | 入社後どういった研修が受講可能ですか? | ||
A.1 | 多種多様な研修・トレーニングが受講可能です。英語研修はもちろん、リーダーシップ研修やコミュニケーショントレーニング、メモライティングやプレゼンテーショントレーニングと幅広く用意されています。また、配属先に向かい実作業を始めるころにはより専門的なトレーニングも準備されています。 | ||
Q.2 | 英語に関してはどういった研修がありますか? | ||
A.2 | 入社後すぐに行われる英語研修としてGCS=グローバル・コミュニケーション・スキルがあります。英語能力の4要素(Listening / Speaking / Reading / Writing)に加えて、運用能力=自身が意図している内容を効率よく相手に伝えることに重点を置いたトレーニングとなっています。トレーニング自体は事前のアセスメントによって対象者に最も適したレベルのものを提供するように工夫されており、このトレーニングを踏まえてP&Gのグローバルな仕事環境に踏み込んでいくことになります。 | ||
Q.3 | グローバルな環境で働くことは可能か? | ||
A.3 | もちろん可能です。1年目社員の方々も日々グローバルチームと連絡を取り合って仕事を進めています。出張等々で海外拠点へ赴くことも少なくはありません。キャリアを積んでいくと、海外拠点へと赴任し、現地で仕事をしていくというチャンスも出てきます。 | ||
Q.4 | 若手社員の1週間? | ||
A.4 |
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Q.1 | どういった内容のプログラムになっていますか? |
A.1 | 各配属先が現状抱えている問題を解決するプログラムになります。実際に社員が対峙している問題に取り組んで頂くことで、P&G Product Supplyの仕事内容・速度感・規模感を感じてもらえる設計となっています。 |
Q.2 | インターン中の使用言語は英語ですか? |
A.2 | 基本的には日本語で行います。ただし、日本語を話さない社員の方々と会議を行う時などはプレゼンテーション及び資料は全て英語になります。英語に関しても、インターンシップ期間中参加者の上司となる方等からサポートをもらうことが可能です。 |
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