F&A 前田 実咲

2014年入社 慶應義塾大学 経済学部 卒業

 

入社時から現在までのキャリアステップと、現在の仕事内容を教えてください。

南アフリカ共和国オフィスで、南部アフリカのSales付きのF&Aと、南部アフリカ全体のコストカットを担当しています。主な仕事内容は(1)営業部長の隣に座って営業に関連した様々なプロジェクトを回し、(2)複数の営業チームのF&Aとして共に得意先との商談をしたり予算管理などをする一方で、(3)商品の値引き率からテレビの効果測定まで幅広く分析をしてコストカットをしています。南アフリカオフィスの前は、日本オフィスで洗剤柔軟剤とオムツや生理用品などを担当し、SalesMKTPSのチームメンバーと共に戦略策定、売上予測などをしていました。

就職先としてP&G、職種を選んだ理由を教えてください。

学生時代の東アフリカの難民キャンプでのNGOインターンシップの経験などから、新興国の開発支援の分野に進みたいと強く考えていました。しかし、支援の目的達成の効率性・継続性がパブリックセクターだけでどの程度担保出来るのかを疑問に思うと同時に、開発業界におけるビジネスセクターの意味合いが年々大きくなる世界情勢を見て、卒業後すぐに開発業界に飛び込むのではなく、まずはビジネスセクターで修行したいと考えました。その際に重要だったのは、1.短期間でビジネススキルがつくこと、つまり1年目から裁量権を与えられ、常にクオリティとスピードの求められる環境、2.日本だけでなく世界で通用するスキルと肩書きでした。P&Gがどちらも満たす中、特にF&Aは他部署と比べても少人数で、若い内からポートフォリオとして事業部全体の責任を負う機会が多く経営上の全体像が見やすい立場にあると考え、選びました。

実際に入社して感じるP&G F&Aの仕事の魅力はなんですか?

プロフェッショナリズムを求められる環境と、人を育てるカルチャーが両立している点です。もちろん毎日プレッシャーの中で仕事をすることが求められます。しかしヘッドハンティングで上層部を採用するわけではないので、同時に雇った若手を成長させなければなりません。私は前述のように個人的に新興国でのビジネスに関心があったので、アフリカオフィスに行きたいと上司達に伝えていました。会社目線としては、日本のビジネスを知った若手をアフリカという全くマーケットの違うオフィスに送ることはコストでしかないかもしれません。それでも私の成長のためと送り出して頂いたのは、P&G人を育てるカルチャーのおかげだと思っています。

様々なキャリアを経験した今感じる、現在の仕事の魅力は何ですか?

南アフリカでは、ビジネスだけでなくコミュニケーション面でも大きなチャレンジがあることが魅力です。南アフリカオフィスの5%強ほどが私のように海外オフィスから来ていますが多くは社長・営業部長などなので、私は外国人の中では圧倒的に若く、まずは信頼を得ることがチャレンジでした。P&G社員との日々のやり取りでも、熟考ももちろん重要ですがまずは発言していかないと「自分の意見がない人」だと見なされ意見を求められなくなりますし、ワークライフバランスがより重要視されるオフィスではまずその仕事が重要だと認識してもらえなければ協力も得られないので、コミュニケーションスキルが磨かれます。また南部アフリカの得意先に商談にも行くので、そうなるとまた全くコミュニケーションの仕方が異なってきます。将来どのような仕事を自分がするにしても、日々大きな学びがあり、本当に面白いです。

今後の目標とそれを達成するためにどのように自分を成長させていきたいか教えてください。

新興国の人々の生活に関わる仕事がしたいという学生時代からの思いは変わっていません。ビジネスの世界での強い手応えとスピード感に魅了された今、特にビジネスを通じて将来的に貢献したいと強く考えるようになりました。特に今南部アフリカでビジネスをしていく中で、政治や市場規模をはじめとする大きな課題はもちろんありつつ、やはり大きなポテンシャルを感じるので、引き続きアフリカという市場でのビジネススキルやコミュニケーションを磨き、将来の自分のキャリア形成に活かしていきたいと思います。

ダイバーシティー(多様性)の尊重を実感するのはどのような時ですか?

南アフリカでは過去にアパルトヘイト政策があったことなどから黒人優遇政策と呼ばれるものもあり、P&GでもLearnerという制度で学歴が採用に達していない人を採用しP&Gでの仕事経験を経て、奨学金を得て大学進学したり、職歴として新たな職に進むことの補助をしています。また、LGBTや障がい者に対しての制度も多く、毎年南アフリカのレインボーパレードには大きな公式スポンサーとして参加し多くの社員も共にパレードを歩きます。たまにオフィス内で彼らの話を聞きながらランチを食べるなどのイベントも開催され、仕事の傍らダイバーシティーに触れる機会が多くあります。日々共に仕事をする仲間が様々なバックグラウンドを持っていることは、人をバックグラウンドで分類して認識するのではなく、その上に立つ個々人の個性で人を認識するという意識を自然に育てるため、会社としてのダイバーシティーへの尊重と社員への深い影響を感じます。